ここでは、クラウドソーシングの稼ぎ方をはじめ、稼ぎやすい仕事内容、稼ぐためのコツなどを解説していきます。
クラウドソーシングだけで稼ぐフリーランスや副業者が増えているのもあり、稼ぎ方が気になっている人が多いでしょう。クラウドソーシングでの稼ぎ方は難しそうに見えますが、慣れると非常にシンプルで便利です。稼ぎやすい案件や稼ぐ際のコツなどもあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
クラウドソーシングで稼ぎやすい仕事3選
クラウドソーシングでの稼ぎ方のご説明前に、稼ぎやすい仕事内容を見ていきましょう。
初心者でも、比較的取り組みやすく、将来性がある仕事内容は「ウェブライティング」「データ入力」「文字起こし」の3つです。それぞれの仕事内容について、解説していきます。
ウェブライティング
ウェブライティングとは、ウェブサイトに存在する文章を書く仕事であり、ウェブライティングで仕事をする人をウェブライターといっています。
ウェブ上に存在する代表的な文章とは、次のようなものです。
- ブログ記事
- コラム記事
- ネットショップの商品説明文
- ネット広告の文章
- SNS記事
この中で最も有名なのがブログ記事です。比較的取り組みやすい内容のため、初心者でも始めやすいでしょう。
ブログ記事といってもブログの規模や記事の内容、テーマは様々です。ブログの規模は個人から店舗、企業など幅広く、発注者より提示されたテーマに基づいて執筆する流れになっています。
ブログ記事執筆のほかにはコラム記事や商品説明、SNS記事などがありますが、そのほとんどが集客を目的にした文章作成です。
そのため、ある程度はSEOの知識が必要であり、業務をする上でもSEOのノウハウの吸収に対しての姿勢が柔軟でなければいけません。
SEOとは検索上位対策のことであり、Googleなどで検索した結果ページの上位に表示されるようにする対策を指します。ウェブライティングにおいてのSEOとは、検索の上位に表示される条件を満たした記事作成が重要です。
ウェブライティングの報酬相場は1文字0.5円から2円程度で、評価や実績が増えてベテラン域に入ってくると、1文字2.5〜3円の仕事も受注可能です。
データ入力
データ入力とは、紙に書かれた情報をパソコンにてExcelや Wordなどのフォーマットに入力する作業です。ウェブライティングと同様に1文字や一件に対して報酬が設定されているため、タイピングの速さが報酬額に影響してきます。
データ入力の報酬相場は、1文字0.1~1円程度、一件あたり10~50円程度が多いです。正確に早く仕事をこなすほどに継続で依頼される可能性が高く、継続期間が長くなるほど報酬が上がる傾向にあります。
報酬の目安としては、一日に2〜3時間程度の作業で月収3万円程度が多いです。
文字起こし
文字起こしとは、音声データをテキスト化する仕事です。テープ起こしともいわれており、ミーティングや講演会、座談会などを録音、もしくは録画した内容を聴きながら文章にしていく作業です。
スピーチや会話の中には、「えー」「うーん」「えっと」などの不要な言葉が含まれているケースが多く、不要な言葉を取り除いた上で読みやすくテキスト化するのも作業内容に含まれています。
また、各発言の時間情報を記載するタイムコード入力が含まれる案件もあり、作業が増えるほど報酬が高くなります。
データ入力の報酬相場は、1時間程度の音声データのテキスト化で5,000〜10,000円程度です。
クラウドソーシングの稼ぎ方
クラウドソーシングを利用した稼ぎ方を知るためには、仕事の流れを理解することが賢明です。
例えば、クラウドソーシング業界で有名なクラウドワークスの仕事には「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」の3種類があり、プロジェクト形式案件の割合がかなり高いです。
クラウドソーシングのプロジェクト形式案件は、以下の5ステップで仕事を進めていきます。
- 仕事を探す
- 応募する
- 契約を結ぶ
- 納品して報告する
- 報酬を受け取る
ここでは、各ステップの内容を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
仕事を探す
クラウドソーシングには、仕事を探すメニューが用意されており「仕事カテゴリ」「案件形式」を指定して検索します。例えば、クラウドワークスの仕事カテゴリは、次のとおりです。
- ライティング・記事作成
- ウェブデザイン
- システム開発
- 事務・簡単作業
このように、クラウドワークスには全部で18項目あります。仕事を探している最中に、気になる仕事があった場合は、ブックマーク保存ができるため、複数の案件を比較する際などに便利です。
案件形式には「プロジェクト形式」「コンペ形式」「タスク形式」の3つがあり、プロジェクト方式には「固定報酬制」と「時間単価制」があります。
応募する
クラウドソーシングにて最適な条件の仕事を見つけたら、案件詳細欄にある「応募ボタン」から応募します。
案件形式によって応募方法や応募するものの内容が多少違いますが、プロジェクト形式案件の応募にて提出する内容は、次の4点です。
- 応募文
- 見積もり金額
- 完了予定日
- 作品サンプル
応募文とは挨拶文や自己PR文にあたります。応募文の入力が終わったら、案件に対しての見積もり金額と納品できる完了予定日も入力し、これまでの作品サンプルがあれば、URL掲載やファイルアップロードにて送信します。
すべての記入が終わり、提出が完了したら発注者から連絡が来るまで待ちましょう。
契約を結ぶ
プロジェクト形式案件には、複数の受注希望者が応募する仕組みになっており、最終的に受注者が発注者を決定します。
受注者が決定した時点で、発注者は応募への同意をする必要があり、同意後に報酬の仮入金をしなければいけません。報酬の仮入金とは同意の時点で決まっている報酬額を先に入金する作業で、入金先はクラウドソーシングになります。
つまり、仲介業者のクラウドソーシングに報酬を預けた状態で仕事をスタートし、仕事が完了すると仮に入金されていた報酬をクラウドソーシングから支払われる仕組みです。
そのため、受注者は発注者の入金が終わるまで仕事に着手してはいけないといったルールが設けられています。
納品して報告する
受注者は、契約時点で決定した完了予定日までに納品物を提出する必要があります。納品物を提出してから完了報告をすることで、受注者から発注者に完了の連絡ができるシステムです。
完了報告を受けた受給者は納品物のチェックをし、問題がなければ、完了報告に対して承諾をします。納品物に何らかの問題があった場合は、契約内容に基づいて修正依頼があるため、迅速に対応しましょう。
報酬を受け取る
納品物をチェックした発注者は、納品物に問題がないことを確認した上で、承諾作業を行います。
承諾後は、仮入金にて一旦預かっていた報酬がクラウドソーシングから受注者に支払われる仕組みです。受け取った報酬は、クラウドソーシングで設定されている振り込み指定日に受け取れます。
例えば、クラウドワークスは15日絞めの月末払い、月末締めの翌月15日払いに設定されており、15日までに仕事を完了すれば道月の月末、月末までに仕事を完了した場合は、翌月の15日に報酬受け取りが可能です。
クラウドソーシングで稼ぐコツ
クラウドソーシング業界で有名なクラウドワークスの各仕事の報酬相場は、あくまでも目安でしかありません。評価や実績を多く積み、クラウドソーシングの特徴をつかんでうまく利用することで、どんどん報酬は上がっていきます。
ここで、クラウドソーシングで稼ぐためのコツをご紹介します。
プロフィールの内容を充実させる
クラウドソーシングに会員登録をすると、クラウドソーシング用のマイページが与えられ、各案件の取引に報酬の管理、プロフィールページを用意できます。
案件に応募する際は、応募文に自己PRを掲載しますが、読みやすさを重視するために手短にまとめる必要があります。
そのため、自己PRの詳細はプロフィールページに掲載するのがおすすめです。プロフィールページの充実は、仕事受注率のアップにつながるだけではなく、スカウト率も上がるので重要です。
現在のスキルやこれまでの職歴、特技、趣味などを細かく記載しておくことで、発注者からの注目度が高まるでしょう。
他のクラウドソーシングサイトと併用する
日本国内には多くのクラウドソーシングサイトが存在します。クラウドソーシングサイトによって、案件の特徴や仕事カテゴリの割合、採用率が多少違います。
クラウドソーシングの利用で仕事を続けていくのであれば、いくつかのクラウドソーシングサイトに登録しておくのが懸命です。
全体的な採用率のアップにもつながるので、できるだけ多くのクラウドソーシングサイトに登録しておきましょう。
まとめ
クラウドソーシングを利用した稼ぎ方や稼ぎやすい仕事内容、稼ぐためのコツをご紹介しましたが、いかがでしたか?
これまでのネット上での仕事の受発注は、個人間で行われることが多かったため、トラブルが絶えませんでした。しかし、クラウドソーシングの定着によってトラブルが少なくなっているので、ぜひ一度試していただきたいです。