この記事ではランサーズで稼ぐ方法やクラウドワークスとの比較を解説していきます。
「ランサーズを利用すれば在宅でも稼げる」と聞いても、どこか疑っていませんか?クラウドソーシングサービスの仕組みは理解できても、ノースキルの初心者にとっては、まだまだ未知の世界でしょう。しかし実際には、ランサーズのようなクラウドソーシングサービスを使うフリーランスが年々増えていますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
ランサーズとは?
ランサーズは2008年4月に設立され、クラウドソーシングの代表格として知られている日本最大級のクラウドソーシングサービスです。ランサーズの特徴や稼ぐ流れについて、詳しく解説していきます。
ランサーズは国内最大級のクラウドソーシング
ランサーズは、仕事を依頼したい企業と仕事を受けたいユーザーをマッチングでつなげるクラウドソーシングサービスです。
国内にはクラウドソーシングサービスが多数存在しますが、その中でも案件数、会員数ともに多く、日々数多くの取引が行われています。
ランサーズでよく行われているプロジェクト案件の取引の流れは、以下のとおりです。
【ランサーズの仕組み】
- 発注者がランサーズ内にて案件募集を掲載
- 案件募集を見た受注希望者が提案にて応募
- 案件募集期限までに発注者が受注者を選ぶ
- 選ばれた受注者と発注者が案件契約を結ぶ
- 発注者が受注者に報酬の仮払いをする
- 受注者は納期までに納品物を制作
- 受注者が納品完了した時点で完了報告をする
- 完了報告を受けた発注者が正式に報酬を支払う
発注者と受注者のマッチングから始まり、取引開始後は取引に関するメッセージのやり取りや報酬の管理なども請け負ってサポートしてくれます。中でも、報酬の仮払いシステムは金銭トラブルを防止するシステムとして便利です。
ランサーズのようなクラウドソーシングサービスの定着化により、年々在宅ワークやフリーランスが増加しており、副業や隙間時間バイトなどにも活用されています。
ランサーズの案件は3種類
ランサーズで扱われている案件には、3つの種類があります。それぞれの案件の種類を決めているのは発注者であり、種類によって取引方法が異なります。
ランサーズの案件の3種類は、次のとおりです。
- タスク:受注希望者の応募がなく誰でもすぐに作業を始められる
- プロジェクト:契約を結んだ上で作業を進められる
- コンペ:複数の応募の中から選ばれた受注者のみに報酬が支払われる
タスクはスキルや実績に関係なく、作業できる内容であれば、先着順にて作業を始められます。発注者が納品物をチェックして問題がなければ、すぐに報酬が支払われます。
プロジェクトは、複数の受注者から寄せられた応募より、発注者がふさわしい正式受給者を選んだ上で正式な契約を結ぶ流れの案件です。受注者は定められた期限内に納品物を収め、発注者のチェックが終わった時点で報酬の支払いが行われます。
最後に、コンペは案件の募集内容に対して、複数人の応募者が締め切りまでに納品物を提出し、採用された応募者のみに報酬が支払われる流れの案件です。ネーミングやアイデア募集にてよく用いられる案件です。
ランサーズとクラウドワークスとの違い
ランサーズと比較されることが多いクラウドワークスも、大規模なクラウドソーシングサービスのひとつです。
クラウドワークスは、ランサーズ設立の約3年後の2011年に誕生し、現在もランサーズと同様にクラウドソーシングの代表格的存在で知られています。
その中で、「ランサーズとクラウドワークスはどっちの方が稼ぎやすいか」の点でよく比較されています。答えとしては、どちらがいいと言うよりも合う合わないを重要視するべきであり、そのためにはそれぞれのサービスの特徴を理解しておく必要があります。
ここで、両サービスを「案件数」「採用率」「手数料」「報酬受取タイミング」の4点で比較し、違いをみていきましょう。
案件数の比較
ランサーズとクラウドワークスの「ライティング」の案件数を比較してみました。(2023年1月時点)
結果的にはランサーズよりもクラウドワークスの方が400件程度多く、Webライティング系の仕事のジャンルも豊富に用意されていました。
報酬額の相場については、両サービスとも同じくらいなので、多くの案件に応募したい人にはクラウドワークスの方がおすすめできます。
採用率の比較
両サービスともに、正式な採用率は公表されていないものの、クラウドワークスの方が案件数が多いため、採用率が高いことが予想されます。
さらに、発注システムの違いが採用率の高低に影響しており、結果的にはクラウドワークスの方が採用率が高めだと考えられるでしょう。
両サービスの発注システムの相違点は、以下のとおりです。
- ランサーズ:1案件につき1人しか応募しか採用できない
- クラウドワークス:1案件につき複数人の応募を採用できる
クラウドワークスは1案件につき、複数人の受注者を採用できるので、それだけ採用率が高くなります。
手数料の比較
クラウドソーシングでは、仲介サービス料として報酬支払時に手数料が差し引かれます。ランサーズとクラウドワークスの手数料を比較してみました。
- ランサーズ:報酬額の16.5%
- クラウドワークス:報酬が10万円以下で20%、10〜20万円で10%、20万円以上で5%
結論的には、報酬が安めの案件受注ではランサーズ、報酬額が10万円以上の案件の受注では、クラウドワークスの手数料の方が安くなってお得です。
報酬受取タイミングの比較
通常の報酬受け取りタイミングは、両サービスとも「15日締め当月末支払い、月末締め翌月15日支払い」となっています。その他に即日払いシステムが用意されており、それぞれに上乗せされる手数料が異なります。
ランサーズとクラウドワークスの手数料を比較すると、クラウドワークスの方が安くなっています。
- ランサーズ:即日払い手数料5%+フリーナンス振込手数料3〜10%
- クラウドワークス:即日出金手数料5%
また、即日払いシステムを利用するにあたって一定の条件があり、両サービスを比較すると、クラウドワークスの方が条件の基準が低めで出金金額も530円以上からとなっており、少額の出金が可能です。
ランサーズで稼ぎやすい案件ジャンル
ランサーズには、数多くの案件ジャンルがある中で、比較的稼ぎやすいジャンルが3つあります。
- ライター
- データ入力
- アンケート・口コミ
ランサーズで稼ぎやすい案件ジャンルの特徴をご紹介します。
ウェブライティング
ウェブライティングとは、ウェブ上に存在するサイトやブログ、SNSの記事や文章を作成する仕事です。例えば、企業や店舗では公式のウェブサイトや情報発信のブログ、広報のためのSNSを運営しているのが一般的です。
各メディアで必要な記事を自社で作成するケースもあれば、クラウドソーシングなどを通してウェブライターに外注する手段もあります。
様々な内容のライティング業がある中で、集客が最終目標となっているため、ライティングのスキル以外に、SEOやSNSマーケティングの知識があった方が有利です。
所有するスキルによって報酬額が決まり、相場としては1文字あたり0.5〜1円程度です。
データ入力
データ入力は、最低限のパソコンのスキルがあり、タイピングスピードが速い人におすすめな単純作業案件です。次のような業務の案件の募集が多く見受けられます。
- 顧客名簿の入力
- 名刺情報の入力
- 店舗や会社情報のリサーチと入力
全て、すでにある情報をテキスト化する単純作業なので、初心者でも取り組みやすい内容です。データ入力の報酬の目安は時給に換算すると、800〜1200円程度です。
アンケート・口コミ
報酬は比較的低めですが、かなりの初心者でも取り組みやすいのがアンケートや口コミの案件です。条件が合えば、スキルがなくてもこなせるため、プロジェクトではなく、タスクでの募集が多いです。
業務の内容は「指定商品を使用した感想」「指定テーマのアンケート」などになります。指定される商品やテーマについて詳しい人が対象の案件のため、条件の幅が狭いですが、作業自体は単純で取り組みやすいです。
まとめ
ランサーズで稼ぐ方法とクラウドワークスとの比較をご紹介してきましたが、いかがでしたか?
ランサーズのようなクラウドソーシングサービスは、今もなお増え続けており、今後は仕事ジャンル特化型も増える見込みです。在宅ワークやフリーランスを目指す人にとって、なくてはならないサービスでもあるので、ぜひ参考にしていただきたいです。