この記事では、アメックスのグリーンカードの特性とその申込条件を詳しく解説します。ステータスカードとしての価値、旅行をより快適にする特典、そして利点と欠点についても深掘りします。あなたがアメックス・グリーンカードを新たに検討しているなら、この記事があなたの選択をサポートすることができるでしょう。
目次
アメックス・グリーンカードとは?
アメックス・グリーンカードは、誰もが憧れるアメックスのクレジットカードの中でも一般ランクのカードになります。
アメックスのプロパーカードの中では低いランクに位置しているため、カードの色はグリーンですが、年会費がお得でありながらもステータスが得られるカードです。
また、付帯の特典サービスが充実しており、特に海外出張や海外旅行の機会が多い人にとって、お守り的な1枚となるでしょう。ここで、アメックス・グリーンカードが持つ特徴をご紹介していきます。
ステータスの高さを象徴する1枚
アメックス・グリーンカードを一言で説明するならば、「付帯サービスの充実度が高いステータスカード」だといえるでしょう。ステータスカードとは、クレジットカードの中でも社会的信用がある人のみが所有できるカードです。
ステータスカードはカードの色で見分けることができ、ブラックカードやゴールドカード、プラチナカードが該当します。アメックス・グリーンカードのカラーはグリーンのため、正確には、ステータスをもつカードではありません。
しかし、アメックス自体が国際ブランドとして認知されていることや豊富な付帯サービス、年会費の影響によって「ステータスの高さを象徴する1枚」ともいえる存在になっているのです。
また、クレジットカードの銀行系や流通系などの系統で見分ける場合においても、アメックスはハイステータスを表すプロパーカード系に属するため、グリーンカードであってもステータスをもつカードとみなされるのです。
とはいえ、年会費は比較的リーズナブルで持ちやすい一般カードなので、ステータスのあるクレジットカードが欲しい人に人気の1枚になっています。
海外出張や海外旅行をサポートする
アメックスは1850年にアメリカで創立した「世界5大ブランド」の一つとして知られる国際ブランドです。そのため、日本国内はもとより、海外で非常に活躍してくれるカードであり、海外出張や海外旅行の機会に役立ちます。
まず、海外においてアメックスのグリーンカードが使えない事例は、ほとんどありません。一方、以前は国内にて使いづらいといったデメリットがありましたが、JCBと提携によって一気に解消されました。つまり、国内海外と行き来する機会が多い人こそ、選ぶべきクレジットカードだといえるでしょう。
海外旅行保険や空港ラウンジ利用などの特典が充実
海外旅行や出張の機会が多いのなら、アメックス・グリーンカードの入会を検討するべきです。
なぜならば、海外旅行や出張時に役立つ付帯サービスや特典が数多くついており、驚くほどに内容が充実しているからです。
例えば、以下のようなサービスがついています。
- 旅行傷害保険(5,000万円まで)
- 空港ラウンジ無料利用(同伴者も1人まで無料)
- スーツケースの無料配送(1つまで)
- 旅行の手配代行依頼
- 電話サポート(現地でのお店予約や通訳)
- ホテルの宿泊クーポン進呈
- 会員専用の旅行予約サイト利用
- 海外用スマホレンタル料金割引
このように、もしもの傷害時に備えた旅行傷害保険から、海外までの移動時間をはじめ、現地でも快適に過ごせるように、VIPな特典が取り揃えられています。まさに、海外で過ごす上でも手放せない貴重な1枚になりそうです。
アメックス・グリーンカードの基本情報と申込条件
アメックス・グリーンカードの申込条件は、そこまで厳しいものではありません。
ハイステータスなカードとして認識されているものの、一般カードになるため、アメックスゴールドやプラチナよりは申し込みやすい条件でしょう。
アメックス・グリーンカードの申し込み条件と基本情報は、次のとおりです。
- カードの種類:一般
- 対象者:20歳以上、日本国内に住所がある、安定した収入がある
- 入会金、年会費:入会金なし、年会費13,200円(税込)
- 利用限度額:制限なし(利用状況や職業、収入で変動)
- ポイント還元率:0.3〜1.0%
- カード発行スピード:通常2週間程度
年会費は少々かかるものの、ポイント還元やキャンペーン利用などの還元に豊富なサービスや特典までついてくるので逆にお得だといえるでしょう。
申し込み対象者の条件は正式に公表されている情報ではないため、あくまでも予想の情報ですが、一般的な基準であることは確かです。
アメックス・グリーンカードの利点
アメックス・グリーンカードはハイステータスを証明するだけではなく、他にも見逃せないメリットがあるクレジットカードです。
ここで、アメックスグリーンの3つのメリットをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
ステータスカードとしては割安で優秀
アメックス・グリーンカードの年会費は、他のプラチナカードなどと比較すると、かなり割安です。プラチナカードなどは5万円以上の年会費が当然なのに対し、グリーンカードは13,000円程度になっています。
年会費が割安だからといって、サービスや特典の内容が粗末ではなく、使い方によっては年会費以上の価値が得られる優秀なカードです。
申し込み条件をみてもわかるように、そこまで厳しい基準ではないため、割安な年会費なのにステータスをもつカードほどの細やかなサポートが受けられるなど、利用価値も含めて考えると納得できる1枚のはずです。
限度額に決まりがない
アメックス・グリーンカードをはじめ、全てのアメックスカードには限度枠の決まりが設けられていません。限度枠は申込者の職業や収入、属性、これまでの利用状況などで決定され、今後の使い方によっては枠が広がる可能性も秘めていることになります。
もちろん、限りなく枠が広がるわけではありませんが、社会的地位の向上や返済状況によって可能性が広がると捉えられるため、希望が持てるクレジットカードだと考えられるのです。
海外旅行や新婚旅行などで重宝する
アメックス・グリーンカードは海外旅行や出張、新婚旅行などに欠かせない1枚だといっても大袈裟ではありません。それほどに、海外にて威力を発揮するカードのため、海外への移動の際には利用の検討をしていただきたいです。
海外旅行や新婚旅行などでは、ワクワクする一方で荷物を持っての移動や現地にての予約など不安がたくさんあるはずです。また、特別な旅行であるからこそ、いつもよりも費用がかかって当然でしょう。
アメックス・グリーンカードがあれば、5,000万円までの旅行傷害保険や空港ラウンジ無料利用、スーツケースの無料配送など、盛りだくさんなサポートや特典がついてくるため、そんな時こそ利用するべきなのです。
アメックス・グリーンカードの欠点
海外での利用シーンで威力を発揮する割安なステータスカードのアメックス・グリーンカードですが、少々のデメリットもあります。ここでは、アメックス・グリーンカードのデメリットを解説していきますので、入会検討の参考にしていただけるとうれしいです。
一般カードの中では年会費が高め
アメックス・グリーンカードをステータスカードとしてみると年会費が安めに感じられますが、一般カードとしては年会費が高めで、利用方法によっては年会費が負担に思える点がデメリットです。
例えば、海外旅行や出張などの機会がない人にとっては、さほど利用価値がないカードになってしまうため、年間に1万円以上の支払いが発生する意味がないともいえます。
たしかに、ステータスカードとして所有できる点にはメリットがありますが、年会費相応、もしくはそれ以上の利用価値がないならば、別のカードを検討するのが懸命かもしれません。
還元率を上げるために追加費用が必要
アメックス・グリーンカードの通常のポイント還元率は0.3%で、決して高い数値とはいえません。しかし、ANAマイルに移行したり、メンバーシップ・リワード・プラスに登録したりなどの手段で還元率を上がるため、使い方を考えれば、高い還元を見込めるでしょう。
ただし、還元率を上げるためには追加の費用が必要です。
具体的には、以下の費用が発生します。
- ANAマイルへの移行:年会費5,500円
- メンバーシップ・リワード・プラスの登録:年会費3,300円
2つのメンバークラブの入会にて最大1%まで還元率が上がりますが、年間コストが高すぎるため、取り戻せない確率の方が高いのが欠点です。
まとめ
アメックス・グリーンカードの申込条件や特徴、メリットなどをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
メリットと同様にデメリットもしっかりと確認した上で入会を検討すれば、非常にコスパの良いハイステータスカードのはずです。付帯のサービスや特典の内容もチェックして、入会前に利用価値があるかを分析するとよいでしょう。