この記事ではアメックスビジネスゴールドの特徴から利用価値までを徹底解説していきます。
ステータス性だけを考えると申し分ないアメックスビジネスゴールドですが、年会費の額が気になっていませんか?経費計上とはいえ、年間3万円以上になると入会を渋って当然でしょう。しかし、キャンペーン利用により初年度年会費が無料になる、年会費以上の特典やサービスが受けられることを含めると、マイナスな額ではないはずです。
目次
アメックスビジネスゴールドの基本情報
アメックスビジネスゴールドカードは、アメリカン・エクスプレスが発行元であることから、世界規模で名高いゴールドカードのビジネス版に位置付けられます。
同時に、2021年8月からはメタル製のカードの発行もスタートし、追随を許さない圧倒的なカードの存在感とともに、高いステータス性をアピールできるようになりました。
そんなアメックスビジネスゴールドの特徴や他カードと比較したときの優位点などをみていきましょう。
アメックスビジネスゴールドの基本情報と申込条件
アメックスのビジネスゴールドカードは、多少の年会費が必要ですが、その分、ステータスが高く、特典やサービスが充実しています。
まずは、アメックスのビジネスゴールドの年会費や還元率、特典などの基本情報と申込条件について、詳しく解説していきます。
【アメックスビジネスゴールドの基本情報】
- 国際ブランド:AMERICANEXPRESS
- 年会費:36,300円(税込)
- 追加カード:13,200円(税込)
- 還元率:0.3~1.0%
- 国内旅行傷害保険:最高1億円
- 海外旅行傷害保険:最高1億円
- ショッピング保険:500万円
- 特典やサービス:ETCカード発行可能(新規発行手数料無料、年会費550円)、保険サービス、ビジネスサポート特典、出張特典、接待特典
- セキュリティサービス:オンライン・プロテクション、リターン・プロテクション、ショッピングプロテクション、キャンセル・プロテクション(年間10万円まで)本人認証サービス、不正使用プロテクション
- 決済方法:ICカード決済、タッチ決済、ApplePay
同じゴールドカードであっても個人向けカードとビジネス向けカードの審査難易度が違います。個人事業主がアメックスでゴールドカードを申し込む場合、ビジネス向けカードの方が審査の難易度が低いので、比較的審査に通りやすいです。
アメックスの公式サイトには記載されていませんが、アメックスのビジネスゴールドの審査基準では、次の2点が重要視される傾向にあります。
- 申請者の信用性
- 法人設立年数
まず、申請者の信用情報が最優先され、これまでの借り入れ・返済履歴や現在の借り入れ状況などが調査されます。その上で、信用性が高いかを判断し、審査の可否が決まる流れです。
ただ、アメックスのグリーンビジネスカードにも言えることですが、他社カードと比較すると、法人設立年数はそこまで重要視されていません。申請者の信用性が高いとみなされたなら、法人設立年数が短くても審査通過が見込めます。
もちろん、申し込み条件をクリアする必要があるので、下記の条件を確認した上で申し込みをするべきです。
【申込条件】
- 法人経営者、または個人事業主
- 日本国内に法人または事業所住所がある
- 20歳以上
- 定職がある(パート、アルバイトは不可)
グリーン・ゴールド・プラチナの違いを比較
アメックスのビジネスカードには、一般カードと同じく、グリーン・ゴールド・プラチナの3色があります。ここで、3種類の基本情報を比較した上で、各特徴の理解を深めていきましょう。
【グリーンカード】
- 年会費:13,200円(税込)
- 追加カードの年会費:6,600円(税込)
- 基本の還元率:0.5%
- 申込条件:20歳以上の法人経営者、または個人事業主で国内に法人、または事業所住所がある
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(カード利用時に付帯)
- 海外旅行傷害保険:最高5,000万円(カード利用時に付帯)
- メタルカード発行:なし
【ゴールドカード】
- 年会費:36,300円(税込)
- 追加カードの年会費:13,200円(税込)
- 基本の還元率:0.5%
- 申込条件:20歳以上の法人経営者、または個人事業主で国内に法人、または事業所住所がある
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(カード利用時に付帯)
- 海外旅行傷害保険:最高1億円(カード利用時に付帯)
- メタルカード発行:あり
【プラチナカード】
- 年会費:143,000円(税込)
- 追加カードの年会費:13,200円(税込)(4枚まで無料)
- 基本の還元率:0.5%
- 申込条件:20歳以上の法人経営者、または個人事業主で国内に法人、または事業所住所がある
- 国内旅行傷害保険:最高5,000万円(カード利用時に付帯)
- 海外旅行傷害保険:最高1億円(一部自動付帯)
- メタルカード発行:あり
3種類のカードを比較してみると、決定的な違いは年会費の金額にあるとわかっていただけるでしょう。年会費が高くなるほど、海外旅行傷害保険の金額やトラベル系やビジネス系の特典やサービスの内容の充実度が上がります。
また、ゴールドカード以上はメタルカードの発行が可能であり、メタル製とプラスチック製の2種類を所有できます。追加カードの年会費の金額で比較すると、ゴールドとプラチナは同額ですが、プラチナの方が4枚まで無料になるのでお得だといえるでしょう。
アメックスビジネスゴールドのおすすめポイント
アメックスのビジネスゴールドカードを持つことで得られるメリットは多数ありますが、その中でも特におすすめしたいのが、柔軟な限度額設定機能です。
ここでは、アメックスのビジネスゴールドのおすすめポイントを詳しくご説明していきます。
一律ではない利用限度額設定
アメックスのビジネスゴールドの利用限度額は、一律の決まりがなく、利用者の信用情報や返済能力によって大幅に変わります。要するに、上限がないので信用情報や返済能力の評価が高いほど、高額設定が可能になるのです。
起業したての利用者であれば、返済能力が懸念され、利用限度額が低めに設定されるかもしれません。一般的に100万円枠が多いといわれる中で、それよりも限度額を上げたいのであれば、返済能力面の評価を意識するべきです。
現時点で会社員であれば、将来的に企業や独立をしたいと考えた時点でカードの申し込みをしておくと、限度額の引き上げが叶う見込みがあります。
追加カードの限度額も設定できる
アメックスのビジネスゴールドの追加カードの限度額は、個別に設定できる点が魅力です。他社のビジネスカードでは、追加カードの限度額設定が不可なケースが多い中で、1万円からの個別の限度額設定が可能になっています。
そのため、社員用の追加カードを作成した場合でも個別の限度額設定ができ、使い過ぎの防止にもつながります。さらに、各追加カードの明細も出せるので、社員のカード利用状況をいち早くキャッチできて便利です。
アメックスビジネスゴールドのサービス・特典
アメックスのビジネスゴールドは、年会費が3万円以上するだけに、会員だけに用意されたサービスや特典内容が充実しています。ここで、トラベル系とビジネス系のサービスや特典の一部をみていきましょう。
トラベル系
旅行をはじめ、会食や接待にもフル活用できるトラベル系のサービスと特典をピックアップしました。
- 国内28ヶ所+海外1ヶ所の空港ラウンジを無料利用(同伴者1名まで)
- 対象レストランのコース料理が1名分無料(2名以上の利用時)
- 海外旅行時の日本語対応アシストや電話サポートの利用
- 対象空港にて定額にてエアポート送迎サービス利用可能(国際線利用時)
もちろん、これらは一部に過ぎず、その他にも旅行や出張をサポートする豪華特典やサービスが勢揃いです。
ビジネス系
会計や経営相談は、意外と費用がかさみますが、アメックスのビジネスゴールドがあれば無料で利用できます。
また、リーズナブルなのに豪華な会食や接待も叶うため、事業繁栄につながること間違いなしでしょう。
例えば、次のようなサービスや特典が人気です。
- クラウド会計ソフトのfreeeを60日間無料で利用
- 無料で経営相談できるビジネス・コンサルティング・サービス
- 全国約150店舗のレストランのコース料理が1名分無料(2名以上の利用で)
- 国内1,100箇所以上のゴルフ場、及び海外提携コースの手配・予約を無料で依頼
まとめ
アメックスビジネスゴールドの特徴から利用価値までを解説してきましたが、いかがでしたか?
グリーンでは物足りない、プラチナまではまだ必要ないといった経営者におすすめなアメックスビジネスゴールドには、初年度の年会費が無料になるキャンペーン実施もあるので、ぜひ検討してみてください。