この記事では、WordPressに最適なレンタルサーバーを比較検討する際のポイントを解説し、おすすめの5つのレンタルサーバーを紹介しています。
レンタルサーバーの選び方のポイントとして、料金と容量のバランス、簡単インストールの有無、機能面の充実度を考慮することが重要です。エックスサーバー、ConoHa WING(コノハウイング)、さくらのレンタルサーバ、ロリポップ、バリューサーバーといった人気のレンタルサーバーを比較し、それぞれの特徴や利点を紹介しています。
この記事を参考に、あなたにぴったりのWordPress向けレンタルサーバーを見つけて、快適なサイト運営を始めましょう。
目次
WordPress向けレンタルサーバー5選
WordPressを使ったブログ運営に必要なレンタルサーバーには、コスパ良好のものからハイスペックのものまで種類が豊富です。
その中でも、初心者におすすめな人気のレンタルサーバーを5つご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
レンタルサーバー | 初期費用 | 月額料金 | 容量 | 機能面 | 備考(強みやメリット) |
---|---|---|---|---|---|
エックスサーバー | 0円 | 693円~ | 300GB~ | 高速・高機能 | 独自SSL対応 |
ConoHa WING | 0円 | 687円~ | 300GB~ | 独自機能充実 | 初心者にも安心 |
さくらのレンタルサーバー | 0円 | 436円~ | 300GB | 使いやすさ抜群 | 初心者向けサポート |
ロリポップ | 0円 | 220円~ | 200GB~ | コストパフォーマンス良好 | 手厚いサポート体制 |
バリューサーバー | 0円 | 800円 | 20GB | 初心者向け機能 | 低価格で高機能 |
エックスサーバー
エックスサーバーは、料金以上にスペックが高く、初心者でも使いやすい国内最大手のレンタルサーバーです。そのため、レンタルサーバーについての知識があまりないけど、とりあえず使ってみたいという人におすすめです。
個人サイトの利用はもちろん、企業や有名なアフィリエイター、ブロガーからも評価が高く、様々なメディアで使用されています。選ばれている理由は、料金以上の利用価値があり、コスパが良いからです。
ConoHa WING(コノハウイング)
サーバー処理速度が国内最速で定評のConoHa WINGは、大手GMOが運営するレンタルサーバーです。リリース開始は2018年9月と、比較的新しいレンタルサーバー会社ですが、最新の技術が盛り込まれており、無料独自SSLや自動バックアップなどの機能も完備しています。
価格が比較的リーズナブルでありながら、初心者でも使いやすい管理画面、離脱率を左右する高速表示性能が高い点が人気の理由になっています。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバは、高速・安全・安定の3つが揃った老舗のレンタルサーバーです。1996年12月よりサービス提供を開始しており、実績は26年以上とかなり長いだけあって、利用件数は45万件を超えています。
また、月額131円〜の料金で利用できる初心者向けの格安プランから、ハイスペックな大企業向けプランまで、幅広く用意されている点も見逃せません。
なによりも、アクセス集中時でも安定して表示されるように構えられた自社運営のデータセンターを活かしたサービスに注目です。
ロリポップ
ロリポップは、格安料金なのに容量や転送量が多く、ハイスペックでコスパ良しなレンタルサーバーです。運営会社は、大手IT企業GMOの子会社のGMOペパボのため、信頼性の高さも選ばれる理由になっています。
ただし、格安料金なだけにエックスサーバーと比較してみると、機能やサポート面の満足度が低いかもしれません。そのため、メディア運営状況に合わせてスタンダードプラン以上を検討する必要があります。
サーバーの安定性は高く、行政サイトなどの公的サイトをはじめ、200万以上のサイトで利用されています。
バリューサーバー
バリューサーバーは、GMOデジロックが運営する格安プランが売りのレンタルサーバーです。中でも格安なのが、月額350円以下で利用できるスタンダードプランの12ヶ月払いです。個人サイトやブログの運営程度であれば、スタンダードプランで十分なので、運営費用がかなり安くなります。
また、シンプルで使いやすいコントロールパネルが搭載されており、操作ガイドもあるので、初心者が利用しやすい面も一押しポイントです。
ただし、「転送量が少なめ」「WordPressの簡単引越しができない」「WAFがない」などのデメリットがあるため、慎重に契約の検討をするべきでしょう。
WordPressのレンタルサーバーを選ぶポイント
WordPressのレンタルサーバーを比較する時、「料金と容量のバランス」「簡単インストールの有無」「機能面の充実度」の3点に注目すると、サーバー選びがスムーズになります。それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。
料金と容量のバランス
WordPressのレンタルサーバー選びで第一にこだわりたい点が、料金と容量のバランスです。容量が多くなるほどに、料金は高くなる傾向にあるので、容量に対しての料金の基準を見失いがちです。
そのため、料金と容量のバランスを正しく判断するためには、相場を知っておいた方がよいでしょう。WordPress向けのレンタルサーバーの300GBと100GBの料金相場は、次のとおりです。
- 300GB:1ヶ月1,000円程度
- 100GB:1ヶ月250円程度
ほとんどのサーバー会社では、12ヶ月払いなどの長期プランを選ぶことで、1ヶ月あたりの料金が安くなる仕組みになっています。
また、初期費用の相場は2,000円程度ですが、キャンペーン実施で無料になる業者が多いです。
WordPressを運営するにあたって、必要な容量の目安は、次のようになります。
- 個人サイト:10GB以上
- 法人サイト(小規模):30GB以上
いずれの場合も、容量だけで考えると100GBで十分なため、月額の目安は250円程度だと考えてよいでしょう。しかし、処理速度の速さやスペック、機能面などを考慮すると、もう少し高めのプラン選びが無難です。
簡単インストールの有無
本来、レンタルサーバーにWordPressをインストールするためには、以下のような手順を踏まなければいけません。
【ワードプレスインストール方法】
- MySQLデータベースの作成をしてWordPressのプログラムを全てダウンロードする
- FTPクライアントをパソコンに準備してから設定する
- サーバーとFTPの接続作業をする
- サーバーの内部にWordPressを設置してファイルのアクセス設定をする
- WordPressのログイン画面の移動作業をする
- WordPressの各種設定をしていく
WordPress簡単インストール機能が搭載されているレンタルサーバーを選ぶことで、これらの作業が2ステップ程度で完了します。そのため、WordPressのレンタルサーバー選びでは、簡単インストール機能の有無にこだわるべきです。
機能面の充実度
WordPressのレンタルサーバー選びでは、料金と容量のバランスの次に、機能面の充実度を比較ポイントにしましょう。例えば、次のような機能に注目することを推奨します。
- 複数インストールがある
- 処理速度が速い
- バックアップ機能がある
複数インストール機能とは、1つのサーバーに対して複数のWordPressにインストールできる機能です。また、複数インストール機能には、マルチドメイン・サブドメイン対応か、容量や転送量にも違いがあります。
マルチドメインは1つのサーバーに複数のドメインを接続できる機能、サブドメインは、独自ドメインの配下に別のドメインを配置できる機能です。
どちらの機能も、長い目で見たときに必要になる可能性が高いため、対応している方がよいでしょう。並びに、接続するワードプレスやドメインが増えるほどに容量や転送量が多くなるため、その点も加味して選ぶべきです。
次に、処理速度の速さは、PHPの処理速度によって変わります。同じ要領であっても、PHPの処理速度によって表示速度の遅い早いの違いが生じます。
表示速度が遅くなるほどに、サイト訪問者の離脱率が上がってしまうため、PHPの処理速度が速いレンタルサーバーを選ぶのがおすすめです。さらに、バックアップ機能があると、運営メディアが突然消えてしまったりなどのアクシデントに備えられます。
自動バックアップ機能でデータが保存できていれば、メディアがなくなっても、データをもとに再度解説できて便利です。
【厳選】おすすめのWordPress2選
WordPress向けのレンタルサーバーを選ぶポイントを踏まえた上で、
特におすすめしたいのが「エックスサーバー」「ロリポップ」です。それぞれのレンタルサーバーのおすすめポイントをまとめました。
エックスサーバーのおすすめポイント
エックスサーバーには以下のおすすめのポイントがあります。
- 転送量が多い
- 処理速度が速い
- 料金が安い
- ハイスペック
- 接続できるドメインが無制限
- 簡単引っ越し機能がある
- サポート体制が充実している
- 簡単インストール機能がある
ワードプレスで運営するブログの場合には、エックスサーバーを洗濯すれば間違いありません。安定性や機能性、コストなど総合的に見ても他のどのサーバー会社より優れています。
ロリポップのおすすめポイント
ロリポップのおすすめポイントは以下の通りとなります。
- 高速化機能が充実
- 安定性が高い
- 100円台からの料金プランがある
- コントロールパネルが使いやすい
- 1分程度でWordPressブログを作れる
ロリポップは、とにかく安く契約したい場合にはおすすめです。月間数十~数百PVの場合で、趣味程度でブログをやっている場合には人気のサーバーとなっています。
WordPressのレンタルサーバー選びに迷ったら、とりあえず、この2つのどちらかに決めましょう。
まとめ
WordPress向けにおすすめのレンタルサーバーや選び方のコツをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
比較ポイントを押さえて選べば、最適なレンタルサーバーを見つけやすくなるので、ぜひ参考にしていただきたいです。