こちらの記事では、初心者向け!陸マイラー必須の「ソラチカカード」を徹底解説しています。
陸マイラーにとって必須な「ソラチカカード」の具体的な活用方法や各ポイントサイトへの交換ルートでの利用方法、交換比率などをご紹介していきます。なぜ「ソラチカカード」が陸マイラーに必須なのかを、初心者にもわかりやすく解説していきますので、陸マイラーとして活動したい方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ソラチカカードの基本的な概要
ソラチカカードの正式名称は「ANA To Me CARD PASMO JCB」といい、ANAと東京メトロとJCBが連携したクレジットカードです。そのためブランドはJCBのみで、他のブランドを選ぶことはできないことに注意しておきましょう。
初年度の年会費は無料ですが、翌年以降は本会員であれば税込みで2,200円、家族会員であれば税込みで1,100円の年会費が必要になります。
一定額を利用すると年会費が無料になるというサービスはありません。ですが、カードを更新するときに継続ボーナスとして1,000マイルがプレゼントされるという利点があります。
ANAの利用でANAマイル、東京メトロの利用でメトロポイント、カードの利用でJCBのオキドキポイントが貯まります。東京メトロをよく利用する人には特におすすめです。
ソラチカカードの交換ルートと還元率
陸マイラーにとって、ソラチカカードを活用したポイント交換や貯めることは外せないものです。ここでは過去のソラチカカードを活用した交換ルートや交換比率、現在の交換ルートや交換比率をご紹介していきます。
また、現在の交換ルートのメリット・デメリットも合わせてご紹介していきますので、自分にあった選択肢を見極めて利用することをおすすめします。
2023年の交換ルート【JQみずほルートorニモカ(nimoca)ルート】
JQみずほルート(JQカードセゾン・みずほマイレージクラブカード/ANAマイレージカードが必須)とnimocaルート(ANA VISA nimocaカードを利用)です。各交換ルートは、完了までの所要日数が1ヵ月~2ヶ月強かかります。
【みずほルート(還元率70%)の交換方法】
- 各サイトのポイント(ハピタスやモッピーなど)→Gポイントに交換する
- Gポイント→JRキューポに交換する(※JQカードが必要)
- JQキューポ→永久不滅ポイントに交換する
- 永久不滅ポイント→ANAマイルに交換(※ANAマイレージみずほが必要)
※交換回数は多いが、日本全国どこでも交換が可能となっています。
【nimocaルート(還元率70%)の交換方法】
- 各サイトのポイント(ハピタスやモッピーなど)→Pexポイント orGポイントに交換
- Pexポイント or Gポイント→nimocaポイントに交換
- nimocaポイント→ANAマイルに交換する(※九州・函館エリアの交換機限定)
※交換回数が少なく、比較的すぐにANAマイルに交換することができるので、九州・函館エリアでの交換が可能な方はnimocaルートもおすすめです。
交換ルートのメリット・デメリット
メリット | デメリット | |
みずほルート | ・還元率が70%と高い ・WEBのみで交換可能 |
・必要なクレジットカードが2枚いる ・交換回数が多く、時間がかかる |
nimocaルート | ・還元率が70%と高い ・交換回数や日数が比較的少ない |
・九州・函館エリアでの交換しかできない |
2022年3月の改悪【TOKYUルートの廃止】
2022年3月31日には、通称「TOKYUルート」の廃止が決定されました。
具体的には、「各ポイントサイト→ドットマネー(.money)→TOKYUポイント→ANAマイル」というTOKYUポイントを経由した形で交換が可能で、交換比率としては各ポイント(100%):ANAマイル(75%)となっていました。
これが上記日時を境に、「ドットマネー(.money)→TOKYUポイント」の部分が交換停止したため、このルートを現在使うことができません。
2019年12月の改悪【LINEポイントルートの廃止】
2019年に、通称「LINEポイントルート」の廃止が発表されました。
具体的には、従来では「各ポイントサイト→LINEポイント→メトロポイント→ANAマイル」というLINEポイントを経由した形での交換が可能で、交換比率としては各ポイント(100%):ANAマイル(81%)となっていました。
これが、上記日時を境に「LINEポイント→メトロポイント」の部分の交換が廃止され、陸マイラーとしては交換ルートを失ったことなります。
2018年4月の改悪【ポイント交換サービスからの交換廃止】
2018年4月にポイント交換サービスからメトロポイントへの交換が廃止されました。
具体的には、従来であれば「Gポイント・PEX・ドットマネー・ネットマイル→メトロポイント」が可能でしたが、上記の日時を境に廃止とされました。
ANAマイルの還元率としては、「ポイントサイト(100%):ANAマイル(90%)」という高い還元率を誇っていましたので、陸マイラーにとっては大打撃となりました。
ソラチカカードのマイル交換手数料
ソラチカカードのマイル還元率は選んだコースによって違いがあり、「マルチポイントコース5マイル」と「自動移行コース5マイル」を選んだ場合は、1,000円利用で5マイル貯めることができます。
それぞれのコースには10マイル版もあり、10マイル版では1,000円利用で10マイル貯まります。それなら10マイル版のほうがお得だと思うかもしれません。注意点としては、10マイル版だとANAマイルに移行した年は5,500円の手数料が必要であるということです。
お買い物でマイルを貯めるのを別のカードで行う場合は、マイル移行手数料がかからない5マイルコースの方が良いでしょう。
ソラチカカードをメインのカードにして、買い物等にも利用しまくるなら10マイルコースを選んでも良いですが、使い方に応じてコースを選ぶことがおすすめです。なお、ANAマイルを効率的に貯める方法は上記のポイントサイトからの交換ですので、ぜひ試してみてください。
ソラチカカードのメリット
ソラチカカードのメリットは、東京メトロに乗車するだけでメトロポイントが貯まることです。定期券区間は除かれますが、平日であれば5ポイント、休日であれば15ポイント、距離や運賃に関係なくメトロポイントが貯まります。
メトロポイントのマイルへの還元率は90%です。2,000メトロポイントを貯めることができた場合、ANAマイルに移行すると1,800マイルほど獲得することができるでしょう。
すでにPASMOを持っている場合はこのカードが使えないと思うかもしれませんが、現在お持ちのPASMOと結びつけることができます。
結びつけておけばカードは自宅に置いていても、PASMO経由でポイントを貯めることができて便利です。飛行機の利用やショッピングだけではなく、地下鉄の乗車でもマイルを貯めることができるのは大きな魅力だと言えるでしょう。
陸マイラーはソラチカカードを持つべきか?
陸マイラーであれば、東京メトロの乗車でもマイルを貯めることができるソラチカカードを持っておくべきだと言えます。メトロポイントを高レートで変換することが可能なので、とても便利です。
これまでクレジットカード払いやポイントサイトの利用でコツコツとマイルを貯めていた人は多いはずです。さらにソラチカカードを使えば東京メトロの利用だけでもポイントを貯めることができ、マイルに変換することができます。
基本的には他のANAカードと同じような特徴があるので、カード更新時に毎年ボーナスポイントがもらえることや、搭乗ボーナスマイル+10%がもらえることは同じです。
こういった基本の特典に加えて、地下鉄の乗車でもマイルを手に入れることができるという大きなメリットがあります。持っていて損はないでしょう。
まとめ
初心者向け!陸マイラー必須の「ソラチカカード」を徹底解説してきました。
東京メトロと連携しているため、地下鉄の乗車でもマイルを貯めることができるのは陸マイラーにとって大きなメリットです。ショッピングでの支払いやANAの利用と併せればたくさんのマイルを稼げます。「ソラチカカード」は陸マイラー必須の一枚と言えるでしょう。