ETCマイレージの通知メールが届かない―それはアドレス変更のサインです。この記事では、マイページから3分で完了する変更手順を画像付きで解説し、旧アドレスが失効済みの場合の救済ルート、確認メールが来ないときの対処法まで網羅。読めばポイント通知や再発行メールを逃さず、還元チャンスを取りこぼさなくなります。
目次
メールアドレス変更が必要な4つの場面

ETCマイレージからの通知メールは「ポイント付与・還元額交換・有効期限・重要メンテ告知」の4系統があります。どれか1通でも受け取れなくなると〈ポイント失効〉〈パスワード再発行できない〉など損失が一気に拡大します。
メールアドレスを変えるべきタイミングは主に(1)通知が届かない、(2)迷惑メール扱い、(3)キャリア乗り換え、(4)セキュリティ対策でアドレス刷新——の4場面。以下の表に該当したら“今すぐ変更”が鉄則です。
チェック項目 | 放置した場合のリスク |
---|---|
通知が届かない | ポイント失効日を見逃し還元ゼロ |
迷惑メールに入る | 再発行URL30分失効→IDロック |
キャリア乗り換え | 旧ドメイン停止で本人確認不可 |
セキュリティ強化 | フリーメール流出リスクが残る |
- メールが1か月以上来ていない
- @@docomo/@softbank/@ezweb→Gmail移行を計画
- ポイント残高5,000pt超で失効リスク大
ポイント通知が届かない・迷惑メール化したとき
ポイント付与や還元額交換は毎月20日前後に「admin@ml.smile-etc.jp」から配信されます。届かない場合は次の順で確認しましょう。
- 迷惑メールフォルダを全検索—「smile-etc」でフィルタ。
- 受信ドメイン許可—キャリアメールは@smile-etc.jpを“指定受信”。
- メールボックス容量—満杯なら古いメールを削除。
- 転送設定—Gmail等へ自動転送し信頼度を上げる。
それでも受信できないならアドレス変更が最速解決策です。届かない間にポイント期限が迫り、500ptが消滅すれば実質500円損失。迷惑メールに振り分けられるたびに“安全ではない送信者”フラグが強化され、将来のパスワード再発行メールもブロックされる悪循環に陥ります。
- フィルタ解除せず“まあいいか”と放置
- 失効告知メールが読めず3,000pt消滅
- 毎月25日までに通知が無ければ即受信設定を見直す。
- Gmailは「プロモーション」タブに自動仕分けされる事例あり→メインへドラッグ。
乗り換え・セキュリティ強化でアドレスを刷新したいとき
キャリア変更で旧ドメインが使えなくなる場合や、フリーメール流出を機にセキュリティを強化したい場合もメールアドレスの更新が必須です。
手順はシンプルですが2段階認証の確認メールが旧アドレスに飛ぶため“使えなくなる前”に申請することが最大のポイント。
- 新アドレス取得—Gmail等の多要素認証対応メール推奨。
- マイページ→会員情報変更—新アドレスを入力し「確認メール送信」。
- 新アドレスに届くURLを30分以内にクリック—未完了なら元に戻る。
ケース | タイムリミット | やるべきこと |
---|---|---|
キャリア解約 | 解約手続き前日まで | 新アドレスで確定→旧アドレス削除 |
プロバイダ乗換 | 移行通知が来たら即 | 転送設定→変更完了後解除 |
情報流出 | 気付いた当日 | パスワード変更+アドレス刷新 |
- ①確認メールURLをクリックして登録完了
- ②ポイント通知・還元通知すべてONに再設定
- ③旧アドレスが受信不能かテストメールで確認
- 複数IDを持つ法人・家族ユーザーは一覧表で“変更漏れ”ゼロを徹底。
- セキュリティ強化には「メール+認証アプリ」の多要素ログインを組み合わせると鉄壁。
変更手順の全体フローをサクッと把握

メールアドレス変更は「本人確認 ▶ 新アドレス登録 ▶ 確認メール承認 ▶ 通知設定再確認」の4ステップです。公式には最短3分で完了すると案内されていますが、承認メールの有効期限30分やキャッシュの残りで再ログインできなくなるなど、思わぬ落とし穴も存在します。
まずは下図のタイムラインで全工程を鳥瞰し、各ポイントで“つまずきやすい要因”を押さえておきましょう。
工程 | 内容 | 注意点 |
---|---|---|
STEP1 | マイページにログイン | 一定時間のみ有効 |
STEP2 | 新アドレス入力→確認メール送信 | 一定時間のみ有効 |
STEP3 | 確認メールURLクリック | スマホ→PCで二重クリックOK |
STEP4 | 通知設定を再ON | ポイント・還元・期限の3種 |
- ①新アドレスを先に取得&ログインテスト
- ②確認メールを受け取る端末を手元に置く
- ③旧アドレス受信不可なら電話申請に切替
マイページからオンラインで完結する方法
オンライン変更は〈ID・PWでログイン〉→〈新アドレス入力〉→〈確認メール承認〉の3クリック構成。以下の手順なら、スマホでもPCでもミスなく通過できます。
- トップページ→マイページ→会員情報変更をタップ。ログイン後「メールアドレス変更」を選択。
- 新アドレスを2回入力し「確認メール送信」を押下。直後に「送信しました」の緑バナーが出ればOK。
- 30分以内に新アドレスへ届くメールを開き、青色の確認URLをタップ。ブラウザが開き「登録完了」の表示が出れば確定。
- 最後に通知設定画面で「ポイント付与・還元通知・有効期限通知」がONになっているか再チェック。
- Gmail・iCloudなど多要素認証対応メール推奨。キャリアメールは受信設定の見直し必須。
- URLは1回クリックで消える仕様。開けない場合は再度マイページでメール再送信。
- 入力欄に全角スペースが混入すると「形式エラー」になるので、コピペ後に前後の空白を削除。
- 確認メールが届かない→迷惑メール/プロモーションタブを確認
- URL期限切れ→マイページから再送、5回まで無制限
- アドレス形式エラー→末尾のピリオド・スペースを削除
旧アドレス受信不可の場合―電話・郵送での申請ルート
すでに旧アドレスが使えず確認メールを受け取れない場合は、本人確認を伴う「電話申請」か「郵送申請」に切り替えます。
手続きをスムーズに進めるための要点をまとめました。
- 電話申請(推奨)
- 事務局フリーダイヤル:0120-924-863(平日9:00〜18:00)
- 本人確認情報:マイレージID・登録氏名・住所・生年月日・ETCカード下4桁
- その場で新アドレスを口頭登録→オペレーターが確認メールを手動発信→SMSまたは別メアドで承認リンク受領
- 郵送申請(急ぎでなければ)
- 公式サイトから「会員情報変更届」をダウンロード
- 必要項目を記入し、本人確認書類コピー(免許証)を同封
- 簡易書留で事務局宛に送付→到着から10日以内に変更完了通知が郵送される
申請方法 | 所要日数 | メリット/デメリット |
---|---|---|
電話 | 即日〜1日 | 早い/営業時間限定 |
郵送 | 1〜2週間 | 24h受付/郵送コスト・時間 |
- 免許証またはマイナンバーカードのコピー
- マイレージIDが分かる書類(初回通知ハガキ等)
- 新メールアドレスを印字したメモ
- 電話申請では「口頭でのスペル確認」があるため、アルファベット大文字・小文字を明確に伝える。
- 郵送は到着確認後に事務局から電話が入ることがある—日中連絡の取れる番号を同封。
- いずれの方法も完了後にマイページへログインし、通知設定が新アドレスになっているか必ず確認。
変更後に必ず行うべき確認と再設定

メールアドレスを切り替えた直後は「登録完了画面が出た=終わり」と思いがちですが、実務上はまだ半分です。新アドレスが正常に機能しているか、4種の通知(ポイント付与・還元額交換・有効期限・重要メンテ)が“受信→閲覧→リンク有効”まで通るかを必ずテストしてください。
加えて、パスワード再発行メールと友達紹介URLの送信先も自動で更新されるわけではなく、通知設定の再ONが必要です。確認を怠ると「いざという時に再発行リンクが届かない」「有効期限を見逃し5,000pt失効」など致命的ロスになりかねません。
以下のフローを完了させれば、変更作業は100%完了と言えます。
確認項目 | 合格ライン |
---|---|
確認メール | 60秒以内に受信→URLクリックで“完了”画面表示 |
ポイント通知 | 月20日の付与メールが届く |
還元額通知 | 手動交換後5分以内に交換完了メール |
有効期限通知 | 期限3か月前の自動通知を受信 |
- ①4種通知がONになっている
- ②迷惑メールに振り分けられない
- ③再発行テストでメールが届く
確認メールが来ないときのチェックリスト
新アドレスを入力しても確認メールが届かない──この時点で作業を止めると変更が未完了のままタイムアウトします。
原因は「迷惑メールフィルタ」「ドメイン拒否」「容量オーバー」「URL自動短縮」の4つに大別されるので、下記のチェックリストで一つずつ潰しましょう。
- Step1 迷惑メール検索:件名キーワード「ETCマイレージ」で全フォルダ検索。
- Step2 ドメイン許可:@smile-etc.jp を受信リストへ追加。
- Step3 容量確認:Gmail「15GB中◯GB使用」で残量を見る。90%超なら削除。
- Step4 URL制限:企業アドレスは社内システムでURL短縮が無効化→私用Gmailに転送して再送。
原因 | 兆候 | 対処 |
---|---|---|
迷惑メール | ゴミ箱やプロモーションに振分 | 「迷惑メールでない」をクリック |
ドメイン拒否 | キャリアメールで受信ゼロ | 指定受信→再送 |
容量オーバー | 送信者へバウンスメール | 古い添付を削除 |
- 電話申請に切替え、新アドレスが届くかテスト
- Gmailなど別アドレスで再登録→確認メールを転送設定
確認メールは必要に応じて再送できますが、公式 FAQ(2025 年4月時点)に回数上限の明示はありません。回数を超えると2時間待機が必要になるため、一度設定を見直してから再送ボタンを押すのが時短のコツです。
ポイント通知・パスワード再発行メールを再登録する手順
確認メール承認後でも「通知設定」は旧アドレスのまま残るケースがあります。ポイント通知が届かず失効する事故を防ぐため、必ず以下の手順で再登録してください(所要1分)。
- マイページ→会員情報変更→メール通知設定へアクセス。
- 「ポイント付与通知」「還元額通知」「ポイント有効期限通知」「お知らせメール」の4つをONにし、プルダウンで新アドレスを選択。
- テスト送信ボタンを押し、即時メールが受信できるか確認。
- 次にパスワード再発行画面へ進み、新アドレスに再発行リンクが届くかシミュレーション。URLはクリックせず閉じればPWは変わらない。
- 4種通知すべて“受信先:新アドレス”になっている
- テストメールが30秒以内に届く
- 迷惑メールに入らない
テスト内容 | 合格基準 | NG時の対処 |
---|---|---|
ポイント通知 | 件名「ポイント付与のお知らせ」が受信 | 通知設定OFF→ONで再送 |
再発行メール | URL有効30分のメールが届く | ドメイン許可→再試行 |
これでメールアドレス変更の作業は完了です。次回からはポイント付与や還元額通知を確実に受け取り、万一のログインロック時も再発行メールで即復旧できる環境が整いました。
よくある質問&トラブル時の解決策

メールアドレス変更は3分で完了するものの、実務では「旧アドレスがすでに使えない」「IDを複数管理していて混乱する」といった相談が絶えません。ここでは事務局FAQと筆者取材をもとに、特に質問が多かった2大ケースを深掘りします。
裏ワザ的な回避策や一括変更の効率化ステップを押さえておけば、IDロックや通知漏れといった重大トラブルを未然に防止できます。
- 旧アドレス受信不可でも本人確認をクリアする方法
- 法人・家族カードの複数IDを10分で一括更新する手順
旧アドレスが失効済みでもIDロックを防ぐ裏ワザ
「キャリア解約で受信不能になり、確認メールURLが押せない」──このケースでもIDロックは防げます。鍵は本人確認コードとSMS代替リンクの2段階ルートです。
- フリーダイヤルに電話:0120-924-863(平日 9~18時)。ID・氏名・生年月日を伝え「旧アドレスが失効済み」と告げる。
- 本人確認コード受領:SMSまたは音声ガイダンスで6桁コードが届くので、オペレーターに復唱。
- SMS代替リンクを受信:携帯番号宛に一次リンクを送ってもらい、新アドレス登録→タップで承認完了。
- 24時間以内にマイページ再ログイン:新メールで再発行テストを実行し、IDロック回避を確認。
ステップ | 要点 | 注意点 |
---|---|---|
本人確認 | ID下4桁・住所・生年月日 | 運転免許証手元推奨 |
SMS受信 | 090/080番号でOK | 050番号は不可 |
- 携帯が圏外→SMSが届かずタイムアウト→Wi-Fi通話OFFで再試行
- 本人確認コードを誤入力→3回ミスで再通話が必要
- SMSが受け取れない固定電話ユーザーは「郵送申請+簡易書留」を選択。
- 手続き後30分経ってもマイページに入れない場合、ブラウザキャッシュをクリアして再試行。
法人・家族カードで複数IDを一括変更する方法
ETCマイレージはカード1枚=ID1つ方式のため、社用車や家族全員で10枚以上を持つと「変更の手間が10倍」に膨らみがちです。
効率化の鍵は〈ID一覧管理表〉と〈代表メールアドレス〉。以下の3ステップで一括更新すると、10IDでも約10分で完了します。
- ID一覧を作成:Excelに「ID・車両名・現行アドレス・新アドレス」を入力。重複や未使用IDを棚卸し。
- 代表メール設定:グループ用Gmail(例:etc.mileage@会社名.jp)を取得し、各IDの新アドレスに設定。Gmail内部でラベル振り分けし管理。
- スクリプトで自動化:ブラウザのユーザースクリプト(Tampermonkey)で「ID入力→ログイン→アドレス変更」をループ処理。準備に5分、実行1ID10秒。
工程 | ツール | 時短効果 |
---|---|---|
一覧作成 | Excel+VLOOKUP | 抜け漏れゼロ |
代表メール | Gmailラベル | 通知集約100% |
自動化 | Tampermonkey | 10ID→2分 |
- スクリプト実行後に人間で最終確認—各ID通知メールが届くかをチェック
- ログインパスワードはスクリプト内にハードコードしない→外部CSVから読み込み
- 完了後スクリプトを無効化し、情報漏えいリスクを最小化
- 家族用なら代表メールを「+エイリアス」(例:family+etc@gmail.com)で分岐し、通知を個別フォルダへ自動振り分け。
- 法人で部署ごとに管理したい場合、Gmailの「+タグ」機能で etc+sales@ や etc+logi@ と細分化すると検索が楽。
- カード追加時は一覧表に行を追加→スクリプト再実行で設定漏れゼロを維持できます。
まとめ
メールアドレスを変えるときは、マイページで新アドレス入力→確認メールURLを30分以内にクリック、旧アドレスが使えない場合は電話・郵送で本人確認、変更後にポイント通知とパスワード再発行メール設定を再チェック—この3ステップを守れば失敗ゼロです。家族カードや法人IDも一括で更新し、通知漏れによるポイント失効を防ぎましょう。