「クラウドワークスとランサーズのどちらがいいのか」と考え込んでいませんか?2つのクラウドソーシングはよく似ているため、「どちらがよいか」の比較が難しいでしょう。ここでは、クラウドワークスとランサーズの特徴を理解した上で比較分析していきます。
目次
クラウドワークスとランサーズの特徴を比較
クラウドソーシングの中でも有名なクラウドワークスとランサーズはよく似ていますが、詳細を見ると少し違う点があります。それぞれの特徴を知ることで「どちらがいいか」の判断がつきやすくなるでしょう。
ここでは、2社のサービス内容や実績などをご紹介します。
クラウドワークスの特徴
クラウドワークスは2011年創業の株式会社クラウドワークスが運営する日本最大級のクラウドソーシングです。2022年6月の時点では、登録ユーザ数が約495万人、仕事発注数は約570万件にものぼっています。
案件方式は、以下の3種類です。
- プロジェクト:発注者と受注者が個別に契約をして作業を進行する一般的な形式
- コンペ:1つの募集案件に複数の受注希望者が制作物を納品し、選ばれた納品物だけに報酬が支払われる形式
- タスク:選定や契約なしで先着順に作業ができる形式
中でも、初心者向けのタスク案件が多く、仕事の種類が豊富なため、初心者が稼ぎやすい傾向にあります。
ランサーズの特徴
ランサーズは、運営会社がランサーズ株式会社で2008年に設立のクラウドワークスと並ぶほど大手のクラウドソーシングです。運営はランサーズ株式会社で、2022年9月の時点で登録ユーザー数は約110万人、仕事依頼数は約235万件を記録しています。
テレビCMでのアピールもあり、クライアントの中には大企業も存在するため、大規模な案件も多いです。案件形式はクラウドワークスの3種類に加え、スキルマーケットもあります。
仕事受注者のランサーは、案件に応募するだけではなく、自分のスキルを出品して販売できるので、仕事を受注しやすい環境です。
クラウドワークスとランサーズを5点で比較
クラウドワークスとランサーズの違いをより深く理解するために、以下の5点で比較していきたいと思います。
- 案件数
- 手数料
- 応募のしやすさ
- 初心者の働きやすさ
- 将来性
2社を5つの角度から比較して、メリット・デメリットを探っていきたいと思います。
案件数で比較
結論から言うと、2023年3月の時点ではクラウドワークスの方が圧倒的に案件数が多いです。2社の現在募集中の案件掲載数比較してみましょう。
- クラウドワーク:43万件程度
- ランサーズ:14,000件程度
このように、クラウドワークスの案件数の方がかなり多くなっているため、仕事が選びやすく稼ぎやすいと判断できるでしょう。
手数料で比較
クラウドソーシングで必要な手数料は「仲介手数料」「報酬の振込み手数料」になります。はじめに、クラウドワークスランサーズの仲介手数料を見ていきましょう。
【クラウドワークスの仲介手数料】
- 報酬10万円:報酬の20%
- 報酬10万円~20万円:報酬の10%
- 報酬20万円〜:契約金額の5%
- タスク:報酬の20%
【ランサーズの仲介手数料】
- 一律16.5%
比較すると、報酬10万円までの取引ではランサーズの仲介手数料が安く、報酬10万円以上の取引になるとクラウドワークスの仲介手数料の方が安くなります。
次に、振込手数料で比較してみましょう。
【クラウドワークスの振込手数料】
- 楽天銀行:100円(税込)
- その他銀行:500円(税込)
【ランサーズの振込手数料】
- 楽天銀行:110円(税込)
- その他銀行:550円(税込)
このように、大きな差は無いものの、ランサーズの方が数十円高くなっています。いずれにせよ、楽天銀行で報酬受け取りをした方が振込手数料を節約できます。
応募のしやすさで比較
2社の応募方法を比較すると、どちらもよく似ていますが、クラウドワークスの方が使いやすいです。
クラウドワークスのプロジェクト形式案件では、次の手順で仕事検索から応募、仕事開始、報酬受け取りまで進めていきます。
- 仕事検索から案件を探す
- 選んだ案件に応募する
- 発注者が同意したら仮払い後に作業を始める
- 期日までに納品をして完了報告をする
- 報酬が支払われる
ランサーズも基本的な流れは同じですが、応募する際の入力欄がわかりやすく、初心者でも応募しやすいのがメリットです。
初心者の働きやすさで比較
初心者が取り組みやすい案件ジャンルは「データ入力」「ライティング」「アンケート、口コミ」の3種類です。クラウドワークスにもランサーズにも、3種類の案件ジャンルがありますが、掲載されている案件数に違いがあります。
2社の案件数を3種類の案件ジャンルで比較してみましょう。
【クラウドワークスの案件数】
- データ入力:299件
- ライティング:2535件
- アンケート、口コミ:1178件
【ランサーズの案件数】
- データ入力:175件
- ライティング:693件
- アンケート、口コミ:199件
ご覧のとおり、前案件とおしてクラウドワークスの掲載数の方が多いため、初心者でも稼ぎやすいと考えられます。
特に、ライティングとデータ入力の案件数が多く、スキルアップ次第で月10万円程度の収入も夢ではありません。
将来性で比較
クラウドソーシングサイトにて実績を積み重ねていくほどに採用率が上がり、スカウトもよく来るようになります。しかし、第一に考えなければいけないのは、報酬額です。
やはり、スキルアップするほどに報酬額が上がっていく形が理想ですから、クラウドソーシングサイト自体にそのようなシステムがあるかをチェックするべきでしょう。
どちらのクラウドソーシングにも、プロレベルのランサーに対して高報酬なクローズド案件を紹介するシステムがあります。
さらに、クラウドワークスには「プロクラウドワーカー」というプロ認定システムがあるため、実績を積むほどにプロとして認められ、バッジ掲載により、報酬額が上がりやすくなります。
そのため、クラウドワークスの方が将来性があり、スキルアップと比例して報酬額が上がる仕組みがあるのがメリットです。
【結論】クラウドワークスがおすすめ
2つのクラウドソーシングの比較をしてみた結果、クラウドワークスの方がおすすめだといえます。その理由をもう一度まとめました。
- 案件数が多い
- 初心者でも稼ぎやすい
- 応募しやすい
- 将来性がある
クラウドワークスは、全体的な案件数が多いだけではなく、初心者向けの案件数も多数あり、さらには応募しやすいシステムなので、初めてクラウドソーシングサービスを利用する人にもおすすめです。
地道に実績を積んでいけば、クラウドワークス事務局より、プロクラウドワーカーの認定を得られるかもしれません。プロクラウドワーカーに認定され、バッジを掲載できるようになる、仕事の受注率や報酬額が上がります。プロクラウドワーカーの認定には、いくつかの条件があり、プロレベルかを判断する項目ばかりです。
それらをクリアして認定されるのですから、プロレベルのランサーとして認識されて当然になるのです。また、クラウドワークスには非公開案件も多く取り扱っており、プロクラウドワーカーを始め、プロレベルのランサー向けのオファーもあります。
「未経験者でも使いやすい」「スキルを磨ける環境がある」「将来的にもっと稼げる可能性がある」の3点から、クラウドワークスの方をおすすめしたいです。
まとめ
クラウドワークスとランサーズを比較分析してきましたが、いかがでしたか?
創業はランサーズの方が早く知名度が高めですが、未経験者やノースキルの人にはクラウドワークスの方が将来性があり、副業成功の道がひらけてくるはずです。